2010年9月7日火曜日

日本Androidの会へ行ってきた

今日、日本Androidの会9月定例会に出席してきた。
参加者は300人近く。予想だが、雰囲気的に半数以上(適当)はAndroid開発者だったのではと思う。

ということで、今日のメモを残しておく。
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  1. イベントついて
    • 題目 : 日本Androidの会9月定例会
    • 日時 : 2010年9月6日(月曜日) 19:00 - 21:00
    • 場所 : 立教大学池袋キャンパス14号館D201
    • 講演者 : 日本電子出版協会副会長 下川和男、KDDI メディア・ビジネス部 権正和博、ITジャーナリスト 星暁雄、日経BP社 菊池隆裕、テスト部 宮田友美
  2. 講演内容
    記憶に残った部分のみ、斜体は公演者でなく自分の主観。
    1. 下川和男
      • 電子書籍の歴史 : 電子書籍の歴史は意外と長く、1998年の Rocket Book が始まりである。
         
        Rocket Book ( 1998年? )
        それまでいくつものデバイスが作られたが、失敗に終わった。
        PCでデータをDLし外部メモリを経由させる等、手間だったからのも原因だ。
      • 現在の電子書籍市場 : ガラケーで電子書籍の入手が容易になり、市場規模が盛り上がっている。だが日本では8割がコミック。 電子書籍はまだ始まったばかり。
      • 今後の電子書籍市場 : 今後6年間で市場規模が100倍になるという予想データを紹介。
      • 液晶と eInk の違い : = iPad と Kindle の違い。液晶はカラー、高速。eInk は目に優しい、バッテリーの持ちが良い。eInk は文字が読みやすく、純粋な読書利用には eInk が向いているだろう。
      • 最新機種の違い : 電子書籍デバイスは UI が非常に大事。〇〇なんて使いづらすぎて話にならない。その他色々と紹介してくれた。Kindle 2 は格別だったという印象。
      • Kindle DTP について : 個人で、世界へ電子出版が可能になる。印税 70%!
      • その他 : Kindle 2 は日本語表示可能になった。対応言語からしてドロイドフォントを使っているのではないか。 あと、外字はなくしたほうがいい。
    2. 権正和博
      • 電子書籍市場におけるキャリア : 出版社、印刷会社だけでなく、キャリアも精力的に活動している。
      • au の電子書籍 : リスモで電子書籍をやっている。しかし9割がコミックである。
      • 今後の課題 1 : 有名な作品のラインナップ充実。1度見て欲しいのがないという状況だと、ユーザはまた来てくれなくなる。
      • 今後の課題 2: ビジネスモデルの確立。権利の保護、コピー対策、利益分配など、確立されていない。
    3. 星暁雄
      • Oracle は Google を訴えた
      • Google は、 Google と Java オープンソースコミュニティへの宣戦布告だと解釈している
      • とりあえず Oracle は今のところ Google 1社のみを訴えているようだ(今後ないとは言えない)
      • ざっくり言うと、Oracle は Android が Java でない独自の Dalvik VM を実行環境とするせいで、1円も利益がないのが気に食わない様だ
      • Oracle には Android を潰すメリットがない、金がほしいだけだろう
      • SCO vs Linux の構図に似ている
      • 我々が今どうこうという話ではない。何年後か、きっと忘れた頃に判決が下されるだろう
      • 提訴に関する記事 Oracle、Googleを提訴――AndroidのJava特許侵害で (1/2) - ITmedia News
    4. 日経BP 菊池隆裕
    5. 日経BP もう一人の人
      • DoCoMo がiアプリをオープンにしていく動きをしている
      • 法人のみの開発領域が、個人でも可能に。GPS、電話帳など
      • iアプリ開発者コミュニティの紹介
    6. 宮田友美
      • Android はテストが大変
      • 解像度が数種類あるので、すべてテストが必要
      • テストコードを書くのも大変
      • まだテスト手法が確立されていない。求む情報
    7. 最後の人(名前忘れ)
      • Android SDK の翻訳レビュアー急募
  3. まとめ
    同席者も言っていたのだけど、いい雰囲気。やっぱり来ている人全員が全員モチベーション高いので、黙っている時の空気が心地いい。試験会場みたいな。
    あとは、Android に対する自分の立ち位置をはっきりできたのが収穫。次も行こうと思う。

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以上。

2010年8月31日火曜日

Windows Vista のスタートメニューにマイビデオを追加する方法

最近、何かと PC で画像を管理する機会が多くなった。
ケータイもスマートフォンも高機能なカメラを積んでいるので、つい色々と撮ってしまう・・・

そうしているうちに不便に感じたのが、スタートメニューに「ピクチャ」、「ミュージック」はあるのに、「ビデオ」がないということ。「ビデオ」がないせいで、マイビデオ自体が存在しないのかと思っていたぐらいだ・・・。

そこで調べたのだが、どうやら今のところ Windows 上でスタートメニューの右側をいじれる設定はなかった(左側なら簡単にいじれる)。
だが、レジストリをいじって「ゲーム」の代わりに「ビデオ」を表示させることは可能だ。
日本語の情報が少なかったので、紹介しておこう。

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ちなみにまず、結果はこうなる。
  image

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それでは手順。

  1. 準備
  2. 実行
    • videos_sm_JP.reg を実行する ( videos_sm.reg は英語版 )
      image 
      確認メッセージがでるので「はい」で進む。
      image
      完了メッセージがでたらOK。
       image
    • ログオフする
      一旦ログオフし、再びログオンするとゲームがビデオに!
      image

      これで完了。以降ビデオからマイビデオにアクセスできるようになる。便利!!
      ただし、マウスを重ねたときに出てくる説明がゲームの内容になっているが・・・細かいことは気にしない。
  3. 巻き戻し方法
    ビデオをゲームに戻すときは、Undo_videos_sm.reg を実行し、ログオフする。

以上。

2010年8月30日月曜日

HTML5 + javascript でこんなことまで・・・

久しぶりに技術系のブログを眺めていたら、こんなものをみつけた。

~ Monocubed ~
image

なんだ Gmail のシューティングゲーか、Gmail に羽とはお笑いだぜ!
と思いきや、実はこれ HTML5 と javascript でつくられているらしい。
(ちなみに、このほかにも ここ http://www.monocubed.com/?cat=51 に HTML5 の表現力をまざまざと見せ付けられるコンテンツがある。)

で、今ITはこんな↓状況でもあるわけで

せかにゅ:Flashは「死にかけ」 スティーブ・ジョブズ氏が批判 - ITmedia News
>「われわれは古い技術に多くのエネルギーを注がない」と語ったという。ジョブズ氏は以前からFlashはバグが多いと批判しており、「Flashは使われなくなりHTML5に移行する」と語ったとも伝えられている。

ますます HTML5 の勢いを感じたわけだ。
まだ新しい技術だし、今からすこしかじっておこうかなと考えられる出会いだった。

2010年8月27日金曜日

引越ししました

ブログを Windows LIve Space から引越ししました。

理由は、先日 Windows Live Space が改悪され、アクセス解析ができなくなったからです。
どういうこと?とお思いでしょうが、なんと「解析」どころかページビューを含むアクセスに関する一切の情報が見られなくなり、ブログが見られているのか全くわからない状態になってしまいました。

この改悪ともいうべきアップデートにより、Windows Live Space を利用していた全世界にいるユーザが戸惑い、落胆し、または憤慨し、Microsoft に対してアクセス解析機能の復元、代替策の提示を求める声が圧倒的に増加し、それに対する明確な回答を拒否しているMicrosoftとユーザの関係が泥沼化しています。

以上のことから、引越しを決意。ブログ引越し機能すら十分に用意されていないのですが、自分は運よくまだ投稿記事が少なかったこともあり、手作業で引越しすることにしました。

ということで、よろしくお願いいたします。

2009年11月7日土曜日

Windows XP で、リモートデスクトップ接続を複数ユーザで同時に行う方法(マルチセッション)

PCで作業をしていると、リモートデスクトップを使う機会がよくある。
かなり便利な機能なので、使う人はたくさんいるものだ。

そこで問題になるのが、「複数ユーザの同時ログオン」。
Windows XP では1人のユーザしかログオンすることはできないし、誰かがログオン中に無理やりログオンすると、既にログオン中のユーザが強制ログオフされてしまう。。

という問題はすっかり「仕方のないもの」だと思っていたのだけれど、今日調べたらそれが解決できる、つまり「複数ユーザが同時ログオンできる」方法を見つけたので共有しておく。

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複数ユーザの同時ログオン方法(マルチセッション)

Ⅰ.設定手順

  1. Terminal Server Patch をインストール
    • http://www.kood.org/terminal-server-patch/ から、「Terminal Server Patch」をダウンロードする
      →「Download Latest 2.1 Binary」をクリック(2009/11/06 現在)
    • ダウンロードしたファイルを実行してインストールする
      →ファイル名は「Termiserv_XPSP2-SP3_i386_2.1.exe」(2009/11/06 現在)
      →実行中に「動作の保障がなんちゃら・・・」「CDを入れてください」などメッセージが出るが、気にせずOKで進む
    • PCを再起動する
      →最後に再起動を求められるので、再起動する
  2. グループポリシーで、接続数を設定する
    • グループポリシーエディタを起動する
      →ファイル名を指定して実行「gpedit.msc」
    • 「コンピュータの構成」→「管理用テンプレート」→「Windows コンポーネント」→「ターミナル サービス」を選択
    • 同「ターミナルサービス」内の「ターミナル サービス ユーザに対してリモート セッションを 1 つに制限する」を有効にする
    • 同「ターミナルサービス」内の「接続数を制限する」を有効にし、「最大接続数」を 999999 にする
      →「最大接続数」は任意の値でOK
  3. レジストリエディタで、マルチセッションを有効にする
    • レジストリエディタを起動
    • HKEY_LOCAL_MACHINE
      └SOFTWARE
         └Microsoft
           └Windows NT
              └CurrentVersion
                └Winlogon
      の「AllowMultipleTSSessions」の値を 1 にする

以上、簡単 3 ステップ!
あとは、実際にリモート接続するだけ。

Ⅱ.注意点

  1. ユーザについて
    • ドメインユーザには対応していない(と謳っている)
    • 同一ユーザでの同時ログオンは対応していない(ユーザアカウントを複数作成すること)
  2. OS のバージョンについて
    • この記事は、サーバ側(接続される側)に Windows XP SP3 を使用したときのものである
    • 接続する側も Windows XP SP3 だったが、接続する側は割と何でもいけるらしい
  3. 責任について
    • もちろん自己責任でやること
    • ライセンス云々の問題は不明

Ⅲ.補足

そもそもなぜこんなことが可能かというと、Windows XP SP2 の Beta版でマルチセッション機能の開発をしたが、セキュリティ上の問題(ライセンスの問題も?)等が解消されなかったので、機能を無効にしている、ということらしい。

Ⅳ.参考

<ポジティブ回路>http://blog.goo.ne.jp/sito1980/e/5204ff550ed8ad14bcb453921802b72d
<きたへいの悠々自適>http://kitahei.cocolog-nifty.com/youyou/2007/07/windows_xp_ece3.html
<IT pro>http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NT/NEWS/20040113/1/

 

以上。

2009年9月29日火曜日

知らないと損をする、Word の便利機能

 Micosoft Word ( 以下 Word ) って、ある程度の人なら特別勉強などをしなくても、触りながら使えてしまう。
で、そのままなんとなーく少しづつ機能を覚えていく・・・っていうパターンが多いのではないだろうか・・・ ( 自分もそうだった )。

 だがしかし、この「備え付けの機能すら覚えきれいない状態」で作業をするのはとても危険だ。
必死に時間をかけて作業をしたのに、「えっ、この機能あったの!?!?今まで無駄な(ry」なんてことになりかねない。
実際、自分がそういう思いをしたのだ・・・。

 そんな状況を見かねて、職場のリーダーが Word の本を貸してくれたので、使えそうなポイントをまとめておく。

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■Word の便利機能、およびポイント

Ⅰ. レイアウト

    • 「印刷設定・余白」などのレイアウト設定は、最後にやると体裁が崩れるので、最初にやると効率UP
    • 目次につかう「見出し」も、最後にやると面倒なので編集中に随時やる。と効率UP
    • 「見出しマップ」を使うと、左側のフレームに見出しが一覧表示され、ドキュメントが見やすい

Ⅱ. 編集

    • 「ブックマーク」を文書の任意の位置に設定できる。体裁には影響しないので、活用すべし
    • 「定型句」には、文章だけでなく図も登録しておける。活用すべし
    • 脚注には、「脚注」機能がある。わざわざ自分で「*1」とか入力しているとみっともない
    • 「相互参照」機能で、図表の番号・タイトルを連動させることができる ( “図-1を参照” などの表記 )。更新漏れ防止に便利

Ⅲ. 段落

    • 「書式設定」は、段落ごとに存在する。デフォルトでは、ページ設定の書式を適用
    • 「インデント」は書式設定で。スペースで調節だなんてありえない
    • 「インデント」はざっくり4種類を活用する。「一行目」「2行目以降」「左端」「右端」
    • 「ルーラー」でインデントを調整するとかなり楽。それぞれ次の形である。「▽一行目」「△2行目以降」「□左端」「▽右端」
    • 「タブ」が強力。「左揃え」「右揃え」「中央揃え」「小数点揃え」など種類豊富
    • 「タブ」はルーラーの左上端にあるボタン ( “┘” とか ”└” ) で切り替えられる
    • 「タブ」は段落内に複数設定可能。活用すべし

Ⅳ. セクション

    • ページ設定は「セクション」ごとに存在している
    • 「セクション」を区切ると、セクションごとに「用紙の向き」、「ヘッダー、フッター」などを設定できる
    • 「挿入→改ページ→セクション」でセクションを区切れる

Ⅴ. 図表

    • 「描画キャンバス」は一見邪魔だが、複数のシェイプで図を書くときは便利。好意的に活用すべし
    • 「描画キャンバス」を使うと、「コネクタ」が使える。Visio っぽくて便利。活用すべし
    • 「図形描画」ツールバーの「図形の調整」で、複数シェイプの位置を揃えることができる
    • 「罫線→オートフォーマット」で、表の書式を登録しておける

Ⅵ. 管理

    • 「ツール→文書の保護」で、履歴モードを強制実行できる
    • 「ファイル→版の管理」で、任意の状態を保存しておくことができる ( VSS のラベル的な存在 )。
    • 「ツール→オプション→セキュリティ」で、パスワードを設定できる
    • マシン情報の漏洩に注意。「ファイル→プロパティ」・「ツール→テンプレートとアドイン」の情報は不要であれば削除する

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以上。

2009年9月9日水曜日

Microsoft Word で、2ファイルの差分を比較する方法

今まで知らなかった。
変更の履歴なしで差分を比較できることを。


■ワードファイルの差分比較方法

 1.「ツール(T)」→「文書の比較と反映」
 2. ファイル選択ダイアログで、「厳密な比較」のチェックを ON
 3. ファイルを選択し、【比較】ボタンを押下


以上。


 

嗚呼、願わくば戻って来いマージ作業で浪費した時間よ。